「デルフトの眺望(デルフトの眺め)」は、17世紀オランダの画家フェルメールによる1660~1661年頃の絵画。フェルメールが生まれ育った町デルフトの眺めが描かれている。

中央に描かれたスヒーダム門の時計は午前7時を指している。その少し奥でひと際明るく朝日を受けて輝いているのは、旧市街のマルクト広場にある新教会(Nieuwe Kerk)。
デルフト(Delft)は、オランダ南ホラント州の古都。ロッテルダムとデン・ハーグとの中間に位置し、人口は2007年初め時点で約9万5千人。デルフト工科大学の学生が集う学生街としても知られる。
デルフトは陶器の製造でも知られている。16世紀はじめにイタリアから陶器マヨリカの製法が伝わって以来、「デルフト焼(Delftware/Delft pottery)」と呼ばれる独特の陶器技術が発展した。
デルフト焼は、青を用いて彩色するのが特徴で、デルフトブルーと呼ばれている。フェルメールが自身の絵画に「青(ウルトラマリン)」を好んで用いたのは、彼の地元デルフトの「デルフトブルー」から影響を受けていたからかもしれない。
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視覚デザイン研究所 画家自身の作品に対する言葉と、同時代の画家・作品に対する言葉、影響を受けた過去の画家・作品に対する言葉を、作品とともに紹介。先人の意外な影響、画家同志の交流、批判、ライバル意識などが垣間見える。 |