写実主義絵画 リアリズム/レアリスム
Realism painting

代表的な画家・有名な作品の解説

ミレー「晩鐘

19世紀半ばには、現実を美化せずに客観的に描くという美術上の試みがなされた。日常生活の情景など同時代のありのままの姿が主題として選ばれた。

ミレー(1814-1875)
大地とともに生きる農民の姿を、崇高な宗教的感情を込めて描いたミレーの作品は、早くから日本に紹介され特に親しまれた。
クールベ(1819-1877)
世界初の「個展」を開いたフランスの画家。目録に記されたクールベの文章は、後に「レアリスム宣言」と呼ばれた。

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世界の有名な絵画・画家 作品の解説
ゴッホ、ピカソ、ルーベンス、フェルメールなど、世界的に有名な画家による絵画・美術作品の解説
ルネサンス(イタリア)
イタリア・ルネサンス美術が頂点を極めた16世紀初頭。この盛期ルネサンスに活躍した三大巨匠による作品は、その後長らく西洋美術の理想の時代とみなされた。
バロック絵画
バロック期には、風景画、風俗画、静物画などの日常に根ざしたジャンルが確立した。ルーベンス、レンブラントらは、オランダ絵画の黄金時代を築いた。
ロマン主義
ゴヤ、ドラクロワなど、19世紀ヨーロッパの文化的傾向「ロマン主義」は、反伝統的で自由と解放を求める革新的な思潮・姿勢・美的態度に関わるものであった。
印象派
形態の明確な描写よりも、それをつつむ光の変化や空気感など一瞬の印象を捉え、再現しようとする様式。ルノワール、マネ、モネ、ピサロなど。
ポスト印象派(後期印象派)
ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌなど、厳密な形態の復活、原始的な題材や激しい色彩の導入などの独自の特徴を生み出し、20世紀美術のさきがけとなった。