フィンセント・ファン・ゴッホ Vincent van Gogh/1853-1890

27歳からデッサンの勉強を始めた遅咲きの天才画家

ゴッホ「芸術家としての自画像

フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh/1853-1890)は、オランダに生まれ、主にフランスで活動したポスト印象派の代表的画家。名の「フィンセント」は「ビンセント」「ヴィンセント」と表記されることも。

ゴッホが画家を志したのは、27歳になった1880年のこと。ブリュッセルでデッサンの勉強を始め、1881年に実家の自宅に画室を作った。それまでは職を転々としていた。

生前に売れた絵はたった1枚

現在でこそ極めて高い評価を得ているが、不遇の生涯を送っており、生前に売れた絵はたった1枚『赤い葡萄畑』だけであった。それでも弟テオドール(通称テオ)の援助でなんとか生活していた。

ゴッホは画家としての活動が約10年間と短い。絶対数としては油彩900点、素描1100点があると言われる。

傑作は晩年の2年半に集中

傑作とされる作品はほとんどが晩年の約2年半(1888年2月から1890年7月)に制作されたものであり、知名度に比して、傑作・良作とされる作品数は少ない。

ゴッホの有名な作品

.

ゴッホ「ひまわり」

関連ページ