キリスト昇架
ルーベンス

Pieter Paul Rubens/1577-1640

17世紀バロック美術を代表するルーベンスの三連祭壇画

ルーベンス「キリスト昇架」(出典:Wikipedia)

「キリスト昇架」は、17世紀バロック時代のヨーロッパを代表する画家ルーベンスによる三連祭壇画。アントワープ大聖堂所蔵。

縦4.6メートルにも及ぶ大作で、十字架に掛けられるキリストが描かれる。

人物の力強い肉体表現は、イタリア・ルネッサンス期のミケランジェロやティントレットの影響が見られる。

三連祭壇画って何?

三連祭壇画(トリプティック/Triptych)とは、三面鏡のように3枚で構成された祭壇画。複数の絵画(多くは板絵)や浮き彫りで構成された祭壇画は「多翼祭壇画(たよくさいだんが)」と呼ばれ、ルネサンス期のヨーロッパで多く制作された。

アントワープ大聖堂とは?

「キリスト昇架」を所蔵するアントワープ(アントウェルペン)大聖堂は、ベルギーの都市フランドル地方アントウェルペンにある大聖堂。

フランドル地方最大のゴシック建築で、1351年に着工し、1521年に完成した。聖母マリア大聖堂とも呼ばれる。

なお、アントワープ大聖堂には、ルーベンス「キリスト降架」、「聖母被昇天」も展示されている。

ちなみに、アニメ「フランダースの犬」の最終回では、アントワープ大聖堂にたどり着いたネロとパトラッシュが、ルーベンスの絵画の前で静かに力尽きるシーンが描かれている。

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